結婚式4日前にフラれた女性が元婚約者に10万ドルの賠償金を請求
<アメリカ・イリノイ州>
結婚式の4日前に元婚約者から別れを告げられた女性が、式にかかった費用約10万ドルの賠償を求めて、この男性を訴えていることが分かった。
金曜日、元婚約者を相手に、婚約不履行とそれに伴う精神的苦痛の賠償を求める訴えをクック郡巡回裁判所に起こしたのは、ドミニク・バッティッタさん。ドミニクさんが元婚約者のヴィトー・サレルノさんと付き合い始めたのは2007年3月。その9ヶ月後に婚約した二人は、今年の10月2日にイリノイ州バーリントンで結婚式を挙げる予定であった。
しかし、式を数日後に控え、ドミニクさんは友人からヴィトーさんが式をキャンセルしたという噂を耳にする。9月25日、彼女がヴィトーさんに問い正したところ、彼は噂を否定。だが、その二日後に彼は式を取りやめたという。
裁判資料の中で、ドミニクさんは式のために費やした費用の内訳を明かしている;・式場 - $30,000
・照明、花 - $11,000
・オーケストラ - $10,000
・フォトグラファー - $7,550
・ウェディングドレス&アクセサリー - $5,000
・引き出物 - $1,700
上記の出費以外にも、彼女が請求している10万ドルの中には、ブライズメイド・ランチョン(花嫁が介添人をもてなすパーティー)やブライダル・シャワー(花嫁を祝うパーティー)の代金、およびウェディング・プランナーへの手付金なども含まれているという。
またドミニクさんは、ヴィトーさんが式の一ヶ月前にバチェラー・パーティーと称して風俗店に行ったことも非難している。店の中で彼はストリッパーからラップダンスなどのサービスを受けたとされる。
本訴訟とは無関係のジョン・ジーリンスキー弁護士は、今回ドミニクさんが勝訴する可能性は高いと話す。理由として、彼女が主に実費の賠償を請求していることと、イリノイ州には婚約不履行に関する法が存在することを上げる。同氏は、彼女が「精神的苦痛」をメインとして慰謝料を請求していた場合には、勝訴の可能性は低くなっただろうと予想する。
これまでにも、婚約不履行を理由に女性が元婚約者を訴え勝訴したケースは存在する。2008年6月、結婚式3日前に婚約者のウェイン・ギッブスさんから婚約を解消されたローズマリー・シェルさんは、裁判でギッブスさんから15万ドルの慰謝料を勝ち取っている。彼と結婚するために仕事を辞め、フロリダ州からジョージア州へ引っ越したというシェルさんは、法廷で、婚約破棄により多額の経済的損害を被ったと訴えていた。
Wedding Off, Lawsuit On for Jilted Bride (ABC)
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