ジョンベネ殺害を偽自白した男が目論む「幼女セックスカルト」(5)
07年10月の電話で、カーは知人に対し、ジョンベネについて話したいと言い出した。彼女をどうやって殺めたのかを語りたい、また、彼が「自分の原稿」と呼ぶものを読み上げたい、とのことだった。カーは「ダキシス(Daxis)」という別人格を装って、「原稿」を読み始めた。読み進めるうちにその声はハスキーで艶っぽくなっていったのだった。
「ああ、神よ、私は彼女の寝室にまた舞い戻りました。今日は彼女もここにいます。かつて私の身を包んだベッドには、私の小さなプリンセスが愛らしく横たわっています。・・・・キミを連れ去る前に、少しだけキミの安らかな寝顔を見つめていよう・・・・彼女はそのかわいらしいお鼻で、もうすぐ恋人の香りを嗅ぐだろう」
***
カーの現在の所在について、本人および家族は、「ヨーロッパ」もしくは「中国」に移住したと周囲には吹聴しているようだ。しかし、カーのオンライン上の動向に詳しい人物たちによると、今もシアトル在住だという。
カーはネット上で、少女たちをカルトに誘う勧誘係を物色している、とカーのかつての教え子スピーゲルは語る。彼女は、女性に変身して世間から身を隠すカーと外界とのつなぎ役を担う「プライベート・プロテクターズ」とカーによって名づけけられたグループの一員であった。
スピーゲルによると、カーが小学校の教諭をしていたころ、「生徒はみな、カー先生に夢中だった」という。「毎日会うのが楽しみになるほど、彼は子供の扱いがうまかったのです。」 しかし、生徒の評判とは裏腹に、カーは勤務開始からわずか20日後に謎の理由で解雇されている。
ラムジー事件に絡み、カーがタイから送還される様子をテレビで見たスピーゲルは、- 当時薬物依存状態だったというが -、カーに連絡を試みる。 カーはシモンズと婚約中であったにもかかわらず、すぐに元教え子の心をつかんだ。
「彼はいつも、ブルック(・シモンズ)への落胆や憎しみを語っていました」
(続く)
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